浴室をユニットバスにリフォームしたいと思っている人のなかには、壁はどうなるのかと心配している人も多いようです。また、ユニットバスにリフォームするときには、工事で大きな音が出るなど、前もって知っておくべきポイントがあります。
この記事では、ユニットバスのリフォームの流れや、かかる金額、注意点を紹介しています。
ユニットバスをリフォームするときには壁を取り除いて工事をするのか
工事のときに壁をどうするかは、リフォームの状況によって違いますが、壁を壊す割合は高くなります。それは、入り口の壁を除かないと、ほとんどの場合は新しいユニットバスを運び込んで、古い浴槽を取り出すことは出来ないからです。
すべての壁を壊すか、入り口の一部を除くだけかは取り付けるユニットバスのサイズや浴室の造りによって異なります。
ユニットバスをリフォームするときは、通常は入り口の壁やドアを除かなければなりません。ほとんどのユニットバスは、搬入口になる部分を壊さないとユニットバスの出し入れができません。
ユニットバスのリフォームをするときには、入り口のサイズや場所が変わることもあります。そのため、新しく取り付けるユニットバスを見て入り口も作り替える必要があります。
どうしても壁を壊したくないという人は、リフォーム業者に壁を壊さないで作業出来ないかを確認すると良いでしょう。
場合によっては依頼者の希望に合わせて、別の施行方法を見つけてくれる業者もありますし、ユニットバスをその場で組み立ててくれる業者もいます。
ユニットバスのリフォームをするときに、在来型の風呂場からユニットバスに変えるときには、壁をすべて壊す必要があります。在来型の風呂場とは、日本で昔から使われてきた風呂場です。
ユニットバスは浴槽に加えて、壁や天井、床まで一緒になっています。ユニットバスは一部分だけ新しくすることは出来ますが、全体的に工事をする場合には壁の変更も計画に含まれるので、古い壁を取り除く必要が生じます。
壁を砕きたくない人は、ユニットバスの一部だけを取り付けるような工事が出来ないかを、業者に聞いてみると良いでしょう。
従来型の風呂場からユニットバスに変えるときには、壁をすべて壊す必要があります。タイル張りの風呂場は、在来の工法で作られたため、タイルを砕いて壁を無くして、ユニットバスを取り付ける工事をします。
壁をすべて新しくすることをためらう人もいますが、ユニットバスを導入することで掃除が楽になりますし、浴室の保温も快適に出来ます。
ユニットバスの大きさを変える工事
ユニットバスの大きさを変えたいと思う人は、壁の場所を変える必要があるので、工事のときは壁を除く必要があります。
なおユニットバスを大きくするときには、これまでのユニットバスでは収まらないため、壁を壊してスペースを保つ必要が出てきます。
なお、木造住宅の浴室ならユニットバスの大きさを変えることは可能ですが、マンションやアパートでは、水の配管と床の構造によって作業が出来ないことがあるので、注意しなければなりません。
ユニットバスの大きさを変えたい人は、壁を壊さなければならないのかを考えたうえで、大きさを変えることができるかをリフォーム業者に相談しましょう。
ユニットバスを運び込めないときにも、入り口の壁やドアを取り除いて搬入するスペースを確保します。入り口の壁やドアがあったままでは、既存の浴槽などを外に持ち出せませんし、新しいユニットバスを運び込むことも出来ません。
また、壁やドアが付いたままだと作業がしづらくなり、工事の効率が悪くなることもあります。
しかし、古いユニットバスを型やメーカーが同じものに変えれば、大きさもそのままなので、壁はそのままにして作業ができることもあります。
浴室全体の大きさ変えるときには、壁をすべて壊すことになります。浴室の大きさが変わるということは、壁の場所も変えなくてはなりません。小さい浴室が使いづらいので、大きくしたいという人は多くいます。
一例として、自宅で高齢者の世話をしている人などは、浴室にスペースがあると、作業をしやすくなります。浴室を大きくしたいものの、壁はそのままにしておきたいという人は、作業スペースがあるユニットバスを採用すると良いでしょう。
リフォーム業者と話し合いながら適切な方法見つけることが重要です。
ユニットバスの壁の工事でかかる金額
ユニットバスをリフォームで、壁を取り除くときの金額はどのくらいかかるのでしょうか?全体的に壁を取り除くときと一部だけ除くケースでの金額は異なります。
ユニットバスをリフォームするときに、壁を全体的に除く場合、つまり在来型の風呂場からユニットバスに変えるときには、リフォームにかかる金額は約65万円から150万円になります。
浴室を広げたり場所を変えるときには、金額が高くなり、約75万円から250万円が相場になります。壁をすべて壊すためには、工事にかかる時間も長くなるので、一週間以上の工期が必要になることを知っておきましょう。
ユニットバスを新しいものと取り換えるときの金額は、約50万円から80万円です。ユニットバスを新しくするだけであれば、運び込むときに壁の一部を無くすだけで済みますが、全体的に壁を除くときよりも金額を抑えられます。
ユニットバスを使用できる期間は15年から20年と言われています。なおユニットバスを新しくするだけでなく、ジェットバスを取り付けたり、ドアも新しくするときにはプラスでより多くの費用が必要です。
ジェットバスと換えるときには15万円くらい、ドアを新しくするときには10万円が加算されます。
リフォームをするときに気を付けること
ユニットバスのリフォームをするときには、壁を取り除く必要があるので、解体作業中に音が出ることを覚えておきましょう。これまでの浴室を新しくするときには、最も音が大きくなります。
また、新しいユニットバスを組み立てるときや、入り口を作るときにも音が大きくなります。
解体作業や組み立てのとき以外は、そこまで大きな音は出ないので、音が大きくなりそうな状況をリフォーム業者と確認しておき、近所の人にあらかじめ連絡すると良いでしょう。