日本のみならず世界的に普及が進んでいる在宅ワーク(テレワーク)ですが、
会社での作業とは異なるため、不便を感じている人も少なくありません。
今後も需要が拡大するとみられる在宅ワークに対応するために、リフォームをすることもおすすめです。
この記事では在宅ワークを快適に行うためのリフォーム術をご紹介します。
ある日突然の在宅ワーク!不便を感じるのはどこ?
ここ数年一気に拡大した在宅ワークですが、
ある日突然会社勤務から在宅ワークへと切り替わってしまった人も少なくありません。
ダイニングや和室などで簡易的に作業をしていた方も、長期化する在宅ワークに疲れを感じるようです。
では、在宅ワークで不便を感じている方は一体どんな点に疲れているのでしょうか。
*デスクワークスペースが無いため作業がしにくい
ご自宅で在宅ワークをする方の多くが、腰痛などの身体の痛みを感じています。
オフィスワークと異なりパソコンに合ったデスクとチェアが無いためです。
デスクワークに必要なスペースが確保できていないと不便に感じやすいのです。
*ウェブ会議用のスペースが無くて不便
ウェブ会議も増加している今、背景の設定に悩んでいる人も多いようです。
背景を合成に切り替えることも可能ですが、自宅で本当に作業しているのか疑われてしまうことも。
しかし、背景に生活風景が入り込んでしまうため悩んでいる人も多いのです。
*オンとオフの区別がつかない
在宅ワークの最大の欠点はオンとオフの切り替えがつきにくい点です。
リビングで作業をしている場合、
常に家事と仕事の両立状態になり、土日も仕事をしてしまうという方もいます。
在宅ワークは気持ちの切り替えが付きにくいので注意が必要です。
このように在宅ワークは職場とは異なるため、様々な不便さが発生しています。
今後の業務やプライベートのためにも、思い切ってリフォームをしてみませんか。
リフォームで可能となる在宅ワークの快適化とは
では早速、リフォームで出来る在宅ワークの快適化について解説します。
一般的なリフォームの場合、家事のしやすさや子育て、介護のしやすさを目指して施工を行います。
では在宅ワークのためにリフォームをする場合にはどんなアイディアがあるのでしょうか。
*ワークスペースを作ろう
快適に仕事とプライベートを両立するためには、「ワークスペース」を作ることがおすすめです。
ワークスペースのアイディアには次のような例があります。
1.リビング、ダイニングキッチンに一部独立型のスペースを作る
限られたスペースを最大限に生かすために、
リビングやダイニングのスペースに半独立型のスペースを確保することがおすすめです。
間仕切りなどを設置し、視線をシャットアウトすることもできます。
自宅のWi-Fi も共有できる範囲なので、オフィス化してもスムーズに作業が出来ます。
壁に備え付ける形でデスクを施工することで、コピー機やウェブカメラなどもまとめて置くことができます。
将来的にはお子様の勉強スペースに転用するのもおすすめです。
2.小上がり和室
リラックスして作業をしたい、そんな方には小上がりスペースとして和室を作ることもおすすめです。
リビングなどに高床式のゾーンを設けることで、簡易的なオフィスが完成します。
来客時には寛げる和室として使え、冬季にはこたつの設置もおすすめです。
仕事以外の可能性もあるスペースを作ることで汎用性が大きく広がります。
3.ベッドルームに仕切りスペースの設置
リビングやダイニングのスペースはどうしても他の家族の視線や声が気になります。
実際に在宅ワークで感じるストレスの中には、他の家族がいるため作業に集中できないことも挙げられます。
そこで、静かなベッドルームの一角にワークスペースを増設することもおすすめです。
壁に窓を増設することで圧迫感を減らし、採光をもたらすことも可能です。
*収納スペースなど意外な場所も使える!
この他にも、収納スペースをデスクへとリフォームする、
ウォークインクローゼットを一部デスクワーク向けにリフォームすることもおすすめです。
家族構成も踏まえて現在不便に感じていることを改善してみましょう。
ワークスペースのリフォームはどのぐらいの予算から可能?
ワークスペースをリフォームで増設したい、そんな場合にはどの程度の予算を考えておくべきでしょうか。
パソコン周りのスペースをリビングに増設する場合、お手頃価格の約10万程度から施工が可能です。
新しいスペースの増設の場合には、一般的に約50万程度の予算があれば可能です。
これに加え、コンセントの増設など電気工事が必要な場合は別の費用が発生する場合もあります。
部分的な小スペースならお手頃に施工できると感じるのではないでしょうか。
デスクワークとして以外にも使えるので、ぜひこの機会にご検討ください。
在宅ワークで気になる防音対策もリフォームで実現できる
在宅ワークの際にストレスを感じる方の多くが、家事や子どもの音についても挙げています。
まだ小さなお子様がいる場合には、会議や打ち合わせの際の音が気になります。
そこで、リフォームで防音対策を強化することもおすすめです。
比較的安い費用でおすすめの施工は「吸音パネル」や「防音フローリング」を導入することです。
壁と床に防音素材を取り入れることで、音を吸収できるようになります。
また、外部からの音が気になる場合には二重窓の施工もおすすめです。
防犯性も高まるので人気が高まっているリフォームです。
また、思い切って防音室を作ることもおすすめです。
防音室を作ると映画視聴の際に音漏れも気にしなくて良くなり、楽器の練習も自宅で可能となります。
仕事以外の使用用途にも夢が広がるリフォームです。
リフォームで在宅ワークの生産性を上げよう!
この記事では在宅ワーク向けのリフォームをご紹介しました。
様々なアイディアがありますが、
在宅ワーク向けの施工はその他にも使える用途も想像してみることがおすすめです。
せっかくのリフォームなので、在宅ワークの生産性も上げつつ、
素敵なスペースを家族も使えるように施工できると良いでしょう。
また、現在の悩みを解消するためには、リフォームの専門家へのご相談がおすすめです。
音やスペースなど一人一人にあった施工を目指し、専門家がたくさんのアイディアをご提案しています。