外装をリフォームする方法と準備する費用の目安について

外装をリフォームすることで、家の外観を美しく見せられます。外壁の塗装をすれば、家を長持ちさせることもできます。

この記事では、家の外装をリフォームするメリットやポイント、工事をリフォーム業者に頼んだときの料金の目安について紹介していきます。

 

外装をリフォームすると良い理由

家を建ててからある程度の年数が経っているのであれば、外装のリフォームを考えることをおすすめします。その理由として挙げられるのが、見た目が良くなることです。

時間が経過するにつれて、家の外装は徐々に劣化していきます。そのような場合には、外装をリフォームして、表面の塗装を塗り直すだけでも、見違えるくらいきれいに生まれ変わります。

見た目を美しく保つことは、家の資産価値を高めることにもつながります。外装は中古住宅の値段を左右します。外装のリフォームをするだけでも、資産としての価値を維持できるのです。

外装をリフォームするメリットは、家の見た目が良くなるだけではありません。家の外装は雨風や砂、太陽光などいろいろな影響を受けます。外装のメンテナンスをすることで、外的ダメージから家を守れます。

また、光触媒の塗料には自己洗浄効果があるため、汚れが表面に付着してもすぐに落ちるようになります。外装のリフォームをすれば、家を美しく維持できるため、いつまでも新築のように使えるのです。

 

外装の塗装リフォームをすると良いのはなぜか

外装のリフォームには見た目を良くする以外にもいくつものメリットがあります。

 

長く使用できる

外装のリフォームをすれば、家の耐久性が上がります。塗料のなかにはフッ素系やアクリル系などさまざまな製品があり、フッ素系の塗料を使って塗装したときには、表面の耐久性が上がります。そのため風雨や太陽光から建物を守ってくれます。

 

防水性が向上する

外装のリフォームをすることで防水作用も高まります。外壁は水に弱く、屋根よりも雨漏りしやすい傾向があります。外装を強く保つことで、水に強い家にすることができ、水が多い場所に生じるカビやシロアリの被害を防げます。

カビやシロアリは、家の中で暮らしている人たちに健康被害を与え、住宅の安全性を脅かしかねないため危険な存在です。このような被害を防ぐためにも、外装のリフォームは行う価値があります。

 

家の温度管理がしやすくなる

外装のリフォームをすることで、家の温度を快適な状態に維持できます。塗料のなかには断熱作用や遮熱作用を持つ製品もあり、リフォームすることによって、冬は暖かく、夏は涼しい空間を維持できます。

そのため、一年中快適な室内を維持してくれます。家の中が寒いと感じている人は、外装のリフォームを考えてみると良いでしょう。

 

外装のリフォームの種類と必要な金額の目安について

重ね張り工法で必要な目安の金額は、約150万円以上になります。工事にかかる時間は約2週間程度が目安です。重ね張り工法は、外装のリフォームでも人気が高い方法です。既存の壁の上から、サイディングと呼ばれる外壁材を張り付けていきます。

サイディングには重みのある窯業系サイディングや、シックな金属系サイディングなど種類が豊富にあります。

重ね張りでリフォームを行えば、外壁の上から張り付けるので、劣化した部分を新しくでき、新築のような見た目を取り戻せることや、既存の外壁を取り外す必要がないので処分費用がかからないというメリットがあります。

デメリットとしては、外壁を新しく張り付けるので、建物にダメージを与える可能性があることと、工事に技術が必要なので、経験豊かなスタッフに施工してもらわなければならない点です。

外壁を張り替えるリフォームでは、約200万円以上が目安の金額になります。工事にかかる期間は、約2週間から3週間程度です。外壁の張り替えでは、既存の壁を剥がして、新しい外壁を取り付ける作業をします。

比較的大がかりな工事になり外壁が一新されます。既存の壁を撤去するので、古い壁の処分金額や下地を整える費用なども必要になります。

メリットとしては、古い壁を剥がすため、建物への負担が軽減され、重い壁材を取り付けることも可能です。また壁の内側の劣化も補修して、家を長く使えるようになります。

デメリットとしては、リフォームの金額が高くなることが懸念されます。大がかりな工事になるので工期も長くなります。

外壁の表面を塗り替えるときには、約75万円以上が目安の金額になります。工事にかかる期間は約10日から20日程度が目安です。表面の塗装を塗り直すリフォーム方法は、塗料の色が変化するので、家の印象が変わり、家の劣化を防いでくれます。

使用する塗料には、安価なアクリル素材や耐久性が高いフッ素素材、汚れが付きにくい光触媒素材などがあります。塗り直しのメリットは、外壁材を使用しないので、リフォームの金額が抑えられる点です。

工期も短いので生活に与える影響も少なく、金銭的な負担も小さいことが挙げられます。デメリットとしては、外壁の劣化がひどいケースでは、対応できないことです。

また、塗装業者によっては手抜き工事をするおそれもあるので、信頼できる業者を選ぶ必要があります。もしこれまでに3回以上塗装を行っている場合には、別のリフォーム方法を考えることをおすすめします。

 

外装のリフォーム費用を安くするポイントについて

家の中で暮らす人にとって、外装の劣化は目に留まる機会が少なく、気づいたときには深刻なダメージを受けている場合があります。外装の劣化が激しければ、大がかりで料金の高いリフォームを行わなければなりません。

しかしDIYで外壁をリフォームすることにはリスクが伴うので、家の外装は、毎日のメンテナンスが大切です。外壁の汚れを見つけたら水洗いをしたり、湿気が多くコケが生えやすい土地なら、ブラシを使って手洗いをしたりすると、外壁の小さな変化に気づけます。

もし外壁の問題を見つけたときには、早めにリフォーム業者に点検してもらうことをおすすめします。人間の病気と同じで、早い時期に発見すれば、リフォーム金額を安く抑えられるでしょう。