フローリングの張り替えリフォームでかかる費用や期間について

家の床がきしんだり、フローリングの表面に汚れが目立つ時には、床のリフォームを検討してみましょう。
しかし床を張り替える時には、リフォームにかかる費用が気になります。

リフォームの費用が高いと、張り替えを断念してしまいたくなります。
そんな時には自分で床を張り替えるとリフォームにかかる費用を抑えることが出来ます。

この記事では、DIYと職人に張り替えを頼む時の違いや床のリフォームの費用、張替え方法、かかる期間などを紹介しています。

 

床の張替えは専門の職人に頼むと良い

近年ではDIYで張り替える床材も出回り、自分で床をリフォームする人も増えて来ました。
しかしフローリングの張り替え工事でリフォーム会社を利用するのと、自分で張り替える時にはどんな違いがあるのでしょうか?

和室をフローリングに張替える場合には、まず畳を取り除き断熱材を敷いてからベニヤ板で下地を作り、フローリング材を張り合わせていきます。

こうした作業を自分で一通りこなせば、材料費だけでコストを抑えることが出来ます。

しかしフローリング材を適切な大きさに切断したり、隙間を詰めるように張り合わせるテクニックは、プロでなければキレイに仕上がりません。

自分でフローリングの張り替えを行うと、床材を切断する時や張り合わせる時に隙間が出来てしまい見た目が悪くなります。

また、DIYでの張替えに成功しても、歩いた時に床がきしんだり、床が水平にならず部屋に段差が生じるなどの問題も起きます。

 

床の張替えをDIYする利点とは

自分で床を張り替えれば、リフォームにかかる費用を抑えることが可能です。
職人に依頼する時と比べると、約10万円は安く抑えることが出来ます。

しかし床の張替えは技術と経験が必要なので、美しく仕上げるのは至難の業です。
中には張り替えを始めたものの、途中から職人に頼む人もいます。

もしもDIYに興味があって、自分で家をリフォームしたいという願望が強い方なら挑戦しても良いと思いますが、単にリフォームの費用を安くしたいという理由だけなら、自分で床の張り替えをすることはおすすめしません。

また古いフローリングを剥がす作業は、簡単にはいかないので、剥がしている途中で下地が傷ついて、自分ではどうすることも出来なくってしまいます。

なお自分で床を張替えようとして、途中から職人に頼むと、最初からプロに頼む時よりも値段が高くなってしまうので注意が必要です。

 

床の張替えを職人に頼むメリットについて

キッチンやトイレのフローリングが傷んだ時に、プロが下地を補修したり、新しいフローリングを隙間なく張り合わせるプロのテクニックは職人技なので安心出来ます。

自分で床を張った時には見た目はしっかりしていても、歩く度に音がする、部屋の角の部分に隙間が出来るなど、細かい所まではカバーしきれません。

それで見た目だけでなく、使い勝手が良い部屋にリフォームしたい時にはプロに頼んだ方が良いでしょう。
またリフォーム会社に床の張り替えを頼めば数日で終了します。

しかし自分で張り替える時には、かかる費用は道具と材料費だけで済みますが、職人に頼むと材料費に加えて職人への人件費が加算されます。

材料費と職人の給料を加えると、8帖のリビングで10万円程度から20万円程度が相場になります。

なお和室から洋室へリフォームする時には、下地を作らなければならないので、もっと高い金額になることが多く、道具と材料費だけのDIYよりもかなり高く付きます。

 

床のリフォームにかかる期間

フローリングの張替えをプロに依頼した時には、現在の床材や新しく張替える床材の種類によって、工事の期間が延びます。
使用できる材料はクッションフロアや畳、フローリングがあります。

また張り替えの方法も重要で、現在の床材の上から新しく張る上張りや、現在の床材を剥がしてから張り替える方法があり、どんな方法を採用するかで、リフォームにかかる時間が変わります。

なおキッチンのクッションフロアをフローリングにする工事にかかる時間は1日程度で、8帖の畳をフローリングに張り替える時には2日程度で終了します。

 

フローリングを張替える時期について

床を張ってから毎日床の上を人が歩いたり、床の上に重い家具を置いたり、家具の場所を変えたりする時に表面が劣化します。

床の種類によって張替え時期があり、フローリングなら15年程度から20年程度、クッションフロアなら10年程度、畳ならば10年程度から15年程度が交換の目安になります。

しかし表面が剥がれたり、目立つ傷やヘコミがある時、また床がきしみ異音がする時、太陽光によって床が変色した時には、目安となる期間に到達していなくても張り替えを検討しましょう。

 

フローリングを張り替える時のポイント

フローリングの素材について知っておくのは大切で、天然無垢の床材は、手が触れた時に木の温もりを感じることが出来ます。
また木が湿気を吸い取り、気温に応じて部屋の中を適切な温度にしてくれます。

さらに長く使うほど味が出てきますし、自然の素材を使っているので体に優しく高級感を感じられます。
一方合板のフローリングは、表面に仕上げ材を付けて加工しているので、傷やヘコミが付きにくいメリットがあります。

種類によっては汚れにくい物や防音効果がある合板もあり、天然無垢の床材と比較すると安く買えて、コスパが良いのがメリットです。

フローリングを張り替える時には、張る方向と段差を考えておきましょう。壁に沿った方向で床材を張ると、奥行き効果も出ます。
床材を無駄にしないように、正しい方向でフローリングを張るようにしてください。

一般的にフローリングの張り替えをしてから、10年間以上は張り替えや補修が要りません。
そのため、フローリングの張り替えをする時には、段差が出来ないように気を付けましょう。

さらに畳の部屋をフローリングにする場合には、床の温度が下がるかもしれません。
床にそのまま寝そべると畳の時と比べて冷たく感じます。

それで張り替えの工事をする時に床に断熱材を入れるようにして、部屋の温度を保てるようにしましょう。

また床の張り替えを行う時には、戸建て住宅であれば床下を確認できますが、マンションの床をリフォームする時には必ず管理組合に確認しましょう。