老後の住まいのリフォームは建て替えよりもリフォーム!?リフォームのポイントや事例をご紹介

60代くらいになると老後の住まいについて考える人が増えてきます。
建て替えとリフォームについても悩む人も多いでしょう。

60代くらいになり体力が段々となくなってくるにつれて
2階に上がるのが面倒、階段や段差が気になることが増えてきます。

その際、老後の住まいのために建て替えた方がいいのか、リフォームがいいのかを悩みますよね。
そこで、リフォームの良さやリフォームが必要な理由
リフォームのポイントや事例を詳しくご紹介しますので、参考にしてください。

老後の住まいは建て替えよりもリフォーム?

老後の住まいでは、体力がなくなっていきますので、快適にゆったりと過ごすために
2階や階段、間取りや動線などが気になる人が増えます。

2階建てで広い家に住んでいる場合は、子供も独立したために
2階のない平屋で過ごしたい人が多いでしょう。

建て替えやリフォームを検討する人が多い傾向です。
その際に、建て替えるのもいいのですが、費用が多くかかってしまいます。

上手にリフォームするのもおすすめです。
リフォームならば工期も短くて済み、住み替えで不自由な期間も短くて済みます。

現在の家で不便なこと改善したいことをまず書き出して、リフォームで実現できないかを考えてみませんか。

老後の住まいのリフォームが必要な理由

リフォームが必要な理由としては、老後の住まいを考えた場合
今の家では不便や不満を感じる人がとても多いことにあります。

それは、これまでも少し不便や不満だったことがあったことが
年齢を重ねるうちに辛くなるでしょう。

若いうちは大丈夫でも体力がなくなることで
大きな不満・不便として噴き出してしまうことがあります。

それぞれが感じる不便で快適でないこと、危険な場所を改善したいということが
リフォームの大きな理由になります。

例えば、老後の住まいについては、2階は階段がきつくて面倒で使いたくない
また、部屋の中に段差があるとつまずくなどを感じるようになり
生活がしづらいという人が多くいます。

また、現在の部屋での生活動線に不便を感じている人も多くいます。
わざわざ回っていかなければいけない、部屋の中の動線が悪い
トイレや浴室、洗面所、洗濯機など水回りまでが遠いなど様々な問題を抱えている人がいるでしょう。

さらに、コロナ禍では外出する機会も少なくなり、自宅でゆったり過ごす時間も増えています。
老後の夫婦での住まいとして、快適かどうか、趣味の部屋を持ちたいという人も増加傾向です。

子供部屋をなくして自分の趣味の部屋、書斎にしたいという人も出てきています。

老後のリフォームのポイントと具体的な事例をご紹介

ここで、それぞれの不便や不満を解消するための
リフォームのポイントについてもご紹介します。

不便や不満に合わせてそれを解消するためのリフォームを行ってみるといいでしょう。
事例とともに、老後のリフォームのポイントを知ることができますので、参考にしてみませんか。

事例:2階がいらないという場合

2階がいらないという場合は、減築という方法もあります。
2階をなくして、平屋にすることで、階段の昇り降りがなくなり
2階の掃除も必要がなくなり楽になります。

また、減築まではしなくても、2階を寝室や物置、トイレなどにしていた家では
それをリフォームで1階に移すことで、動線が楽で過ごしやすくなったという事例があります。

事例:バリアフリーのためのリフォーム

また、玄関からの段差や部屋に行く際の段差などをなくしたり
廊下やトイレ、浴室などの動線に手摺をつけたりするのも良く行われるリフォームです。
その際に、動線には全て手摺を付けておくのがおすすめの方法です。

事例:間取りを広げるリフォーム

間取りを広げるリフォームもよく行われるリフォームです。

廊下が狭い場合は車いすで通れるくらいに広げ、トイレの入り口が狭い
ドアが車椅子では開けづらい、部屋にドアが多くて車椅子などでは移動しづらい場合などは
できるだけドアを外して引きやすい引き戸にリフォームする事例がおすすめです。

事例:お風呂場などをすべらなくするリフォーム

さらにお風呂場では手摺を付けるだけでなく、老後の転倒事故が多く起こっていますので
床を滑らなくするリフォームも多く行われている事例です。

事例:キッチンを低めにリフォーム

また、システムキッチンが高すぎる場合などは
高齢になると腰が曲がってきて使いにくいものです。

低くしたり、車椅子でも料理ができるキッチンにしたりするのもおすすめの事例です。
また、洗面所なども車椅子で入れるようにするのがおすすめです。

老後のためのリフォーム工事費用は

老後のリフォーム工事費用は様々ですが
約100万円程度~約300万円程度が3割弱、次にフルリフォームをした場合は
約500万程度~約1,000万円程度、さらに1,000万円を超える人も多くなっています。

場所で言えば、風呂や浴室のリフォームが約100万円程度~約150万円程度と最も高く
次にキッチンのリフォームが約50万円程度〜約150万円程度となっています。

また、リフォームでは、バリアフリーや省エネ、耐震改修などでは政府の補助金が出ます。
自治体の補助金を利用するのも良く、地方公共団体における
住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトを見て調べてみるのもおすすめです。

老後の住まいのリフォームのポイントは老後の生活を想像することが大事

老後の住まいのリフォームをするにあたっては
今の住まいで不便や不満な点を挙げ、それに加えて老後の暮らしを想像してみることが大切です。

もし、車椅子になったら、足腰が弱くなったら、腰が曲がったらなど
様々なことを想定して大丈夫かどうかを今の家で点検してみるといいでしょう。

ドアなどはなるべく軽い力で開くようにすることが大切ですし
一つ一つ考えて見る必要があります。

少しの段差でも転倒することになり、大きなケガにも繋がります。
ゆったりと安心して暮らせる住まいになるように、早めにいろいろと考えてみることが大切です。