ー住まいにフェンスを設置!エクステリア工事で気をつけることー

家の外構で不可欠なものとして、フェンスへの関心が高まっています。フェンスは、家の外観を美しく保つだけでなく、セキュリティ強化やプライバシーの保護といった機能を兼ね備えた、便利なアイテムです。この記事では、フェンスの魅力やメリット、エクステリア工事を進める上での重要なポイントについて解説します。

エクステリアでフェンスを取り入れるメリット

自宅の外構工事で注目を集めているフェンスですが、実際に設置するとどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、フェンスを設置することよって得られる、3つのメリットを紹介します。

住まいの防犯性が向上

住宅を取り囲むように設置するフェンスは、外部からの不審者の進入を防ぐ役割があります。フェンスの高さやデザインに応じて、防犯カメラやセンサーライトを取り付けが可能です。住まいのセキュリティを強化したいなど、現状の防犯面で不安に思う場合には、フェンスの導入を考えてみるとよいでしょう。

プライバシーの確保

フェンスは周囲の家や道路からの視線を遮り、プライバシーを守る効果があります。さらに、フェンスの設計によっては、より強い目隠し効果を得ることも可能です。塀のような完全に視界を遮ることはありませんが、完全に外部から見えない状態は抵抗がある場合に、フェンスだと一定の間隔で隙間を持たせて設置できます。

エクステリアをおしゃれに見せる

フェンスは、住宅の外観を引き立てることでも、重要なアイテムです。魅力的でデザイン性の高いフェンスを設置することにより、家全体の雰囲気を驚くほど変えられます。外構の見た目は、家の外壁の色やデザインと調和させることで、住宅のスタイルをより洗練された、おしゃれなものにできます。

エクステリア工事でフェンスを設置するときの注意点

フェンスの設置を計画し、エクステリア工事を進めるときには、次のポイントに注意しましょう。

施工会社の選択

エクステリア工事は専門的な知識や技術が必要なので、信頼できる施工会社に依頼することが大切です。フェンス設置のみならず、庭をつくったり玄関のデザインを変えたり、トータルで工事をするケースが多いです。その場合、デザインセンスのあるエクステリア施工業者を選ばなければなりません。理想的なデザインを実現するためにも、施工会社は慎重に選びましょう。

予算の設定

エクステリア工事は、コストがかかります。予算をあらかじめ定めておき、予算の範囲内で工事を依頼することが望ましいです。フェンスの素材は種類が豊富で、木製やアルミ製など素材によって価格は異なります。予算を考えながら、最適な素材を選択することで、コスト面も満足できる工事が計画できます。

フェンスの選択

フェンスには、さまざまなタイプの素材があります。一般的なフェンスの素材は以下のとおりです。 見た目だけでなく、耐久性やコストにも違いがあるため、慎重に選んでください。

木製フェンス

木製のフェンスは、ナチュラルな質感と温かさが感じられることで人気です。自然の素材を使用しているため、その独特の風合いも楽しむことができるでしょう。金属製のフェンスに比べて腐敗しやすいため、耐久年数が短くなります。特に雨や雪の影響を受けやすいため、雨や雪が多いエリアは注意が必要です。

アルミフェンス

アルミ製のフェンスは、その耐久性の高さと、メンテナンスの少なさが特徴です。デザイン性とカラーの選択肢が幅広いことでも人気で、多くのエクステリアで選ばれています。耐用年数が長いため、長期的に見るとコスト面でもすぐれています。

スチールフェンス

スチール製のフェンスは、アルミニウム製フェンスと同じ金属製で、スチール製のほうが低価格なのが魅力です。耐久性にすぐれ、ペット用のケージにも多く使われています。

コンクリートフェンス

コンクリート製のフェンスは、耐久性と防犯能力が高いことが特徴です。金属や木製のフェンスと組み合わせると、デザイン性が高く、おしゃれな空間を演出できます。スタイリッシュでモダンな外観を求める方や、目隠し効果を望みながらもデザイン性を重視する方におすすめです。駐車スペースのコンクリートと調和しやすい点も、魅力の一つといえるでしょう。

エクステリア工事におけるフェンスの設置方法

エクステリア工事においてフェンスを設置する際には、主に「基礎工事が必要なタイプ」と「基礎工事不要のタイプ」の2種類に分けられます。

基礎工事が必要なタイプ

エクステリア工事で一般的なものは、基礎工事を必要とする方法です。このタイプはフェンスの安定性を高め、既存のオープンスペースに新たにフェンスを設置することで、境界がわかりやすくなります。基礎工事によりフェンスの強度や耐久力が向上し、地震に対する耐性が高まることもメリットといえるでしょう。

基礎工事不要のタイプ

基礎工事を必要としないフェンスは、設置が手軽で、コストを低く抑えられます。ただし、基礎工事を伴うタイプに比べて、強度や耐久性に低くなりがちです。スクリーンのように設置できるため、子供やペットの安全を簡単に守ることができます。

フェンスと塀の違い

フェンスをエクステリア工事で設置する際には、塀と比べることも大切です。かつてはブロック塀が一般的で、デザインに乏しいものが多い印象でしたが、今では魅力的なデザインの塀が多く見られます。プライバシー保護の面でもすぐれ、門扉や門柱との組み合わせも抜群です。塀にはさまざまなデザインや素材のものがあり、慎重に比較して選びましょう。

塀のメリットとデメリット

塀はフェンスに比べてプライバシー保護が高く、防犯性も向上させることができます。しかし、家全体を塀で囲うと、圧迫感を感じるかもしれません。この問題を解決するために、セミクローズドという手法で一部に空間をつくる設計も可能です。塀を選ぶ際には、このようなメリットとデメリットを知っておくとよいでしょう。

まとめ

この記事では、エクステリア工事におけるフェンスにスポットを当てて解説しました。フェンスを取り入れることによって、セキュリティ向上やプライバシーの保護、そして住まいの外観の魅力を高めることが可能です。外構工事を進めるにあたっては、適切な施工会社の選択や予算計画が大切です。